イレウスで引き起こされる合併症

イレウスによって引き起こされる合併症について見ていきましょう。
合併症に関しては、緊急的な手術を受けたときに引き起こされる可能性が高いとされています。
普通の手術だとあらかじめ食事制限を行い、胃の中に何もない状態を作ります。
しかし、緊急的な手術だと胃の中にものが残留していることが少なくないので、麻酔を使用するときに胃の内容物の逆流を招き、肺炎が合併症として現れるケースがあります。
それから、合併症としては腹腔内感染なども起こるといわれています。
細菌感染を招いた場合には、発熱などの症状を伴うケースもあります。
それから、肺炎についてはイレウスの手術をしたあとにも発症する恐れがあります。
術後は痰が多くなりますが、これをスムーズに出せずにいると、気管支に痰が詰まり、肺が一部潰れた状態になるリスクがあります。
このような状態が継続し、肺に炎症が認められるようになると、肺炎に至ることになります。
肺炎は、命を落とす危険性のある厄介な病気なのです。
そのため、術後は極力ベッドに横になっていない時間を長くし、痰をしっかり出すことにより肺炎を未然に防ぐことができるようにする必要があるでしょう。
また、イレウスの手術により、イレウスの再発リスクが増大します。
開腹手術により、多少なりとも腸の癒着が起こるからです。
これが嫌だと思う人は多いでしょうが、内科的な処置を施しても状態が良くならない場合には、手術を選択するしか余地がないのです。