絞扼性のイレウス

イレウスには絞扼性のものがあり、これは急激に引き起こされるというのが特徴です。
イレウスで認められる腹痛もかなり鋭く、しかも痛みが持続するというのが厄介なところです。
さらに、はじめの段階から嘔吐の症状が認められるといわれています。
また、早い段階でショック症状が引き起こされるケースもあります。
それから、絞扼性イレウスは腸自体にねじれが生じたり、きつく絞まったりすることにより引き起こされます。
そして、急激に白血球が多くなるという特徴もあります。
また、腸が絞めつけられることにより酸素が届かなくなると、腸の壊死を招くことに繋がります。
仮にそうなった場合、命を落とすことにもなりかねないのです。
それから、このイレウスは全身状態が急激に悪くなるという特徴があります。
全身状態が悪くなるのは、腸管の中で毒素が作られたり、腸が膨れることにより呼吸機能、心臓機能、腎臓機能が鈍ったり、嘔吐による脱水症状や電解質異常を招いたりすることなどが原因となっています。
すぐにイレウスかもしれないと気付くことが非常に重要なのですが、そのためには症状に注目する必要があります。
先述のとおり、絞扼性イレウスは急激に症状が引き起こされるため、いきなり強烈な腹痛や嘔吐が引き起こされたときには、このイレウスかもしれないと思いましょう。
また、放っておいても良くならないので、ただちに救急車を手配し、病院に行って処置してもらうことが肝心でしょう。
決して症状を軽視してはいけないのです。